理不尽に対して決して沈黙しない
Wedマガジン
小林よしのりライジング Vol.315
配信です!
今週号のタイトルは
「娘を犯す父親の無罪判決は、新たなブラックボックスを生む!」
トップは泉美木蘭のトンデモ見聞録
大きな社会問題としてクローズアップされてきた、実父による19歳の娘に対する準強制性交罪が問われた裁判における、名古屋地裁岡崎支部の無罪判決。
その判決文の全文を入手した泉美木蘭さんが、その問題のありすぎる判決を徹底分析!
被害者はどういう家庭環境にあったのか。あまり報道されていないが、それはあまりに悲惨なものだった。
そして、裁判所は何をどう判断して、無罪という判決を書いたのか?
それはいくら読んでみても理解に苦しむ、理不尽としか言いようのない判断基準だった。
そしてさらに、検察のミスも重なっていたことも判明。
これでは、被害者を沈黙させる「ブラックボックス」をさらに作り出すだけだ!
ゴーマニズム宣言は
「丸山穂高の放言の反響は国益を損ねる」
「北方領土は、戦争しないと取り返せない」という発言が、なぜそこまで叩かれなければならないのか、わしには不思議でならない。
…いまそんなことを言うと、炎上必至か?
しかし、言わなければならない。
丸山穂高の発言が何の覚悟もないアホなもので、丸山本人を擁護するつもりなど全くないのだが、「戦争」という言葉ひとつにアレルギー反応を示して、ヒステリックに袋叩きにして社会的に抹殺するという行為をロシアが見たら、どう思うか?
日本人は平和を愛する国民だから、島を返そうと思うのか?
そんなわけない!
日本人はここまで腰抜けなのかと足元を見透かすだけだ。
丸山の発言とそれに対する日本人の反応は、日本の国益を著しく害している!
【今週のお知らせ】
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」
…名古屋地裁岡崎支部で、実父による19歳の娘に対する準強制性交罪が問われた事件について、今年3月26日に無罪判決が下った。「同意がなかった」ことは認められたにも拘わらず、「抗拒不能」に当たるとは認められず準強制性交罪としては無罪となったのだ。常識的に考えれば到底理解できず、問題のありすぎる判決だ。判決文の全文を入手・熟読したので、なぜこのような判決になったのか徹底解説する。
※「ゴーマニズム宣言」
…衆院議員・丸山穂高の「戦争をしないとどうしようもなくないか」「(戦争をしないと)取り返せない」発言が大炎上となっている。もちろん酔っ払って元島民に言うことではないし、丸山がどうしようもなくアホであることは間違いない。しかし当然ながら酒乱による人格の不安定さの問題と、「北方領土は戦争をしないと取り返せない」という発言の是非は、別に考えなければならない問題である。丸山の発言よりも、むしろそれに対するヒステリックな反響の方がよほど国益を損ねているのである!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!
天皇即位の際の「恩赦」についてどう考える?
日本の少子高齢&人口減少と世界規模の人口爆発、どちらがあるべき姿?
最近は着物を着る機会はある?
カーナビを使えないタクシー運転手をどう思う?
運動会の競技でやってみたかった競技は?
池袋暴走死傷事故の加害者に対して批判が過熱している状況をどう見る?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第127回
「娘を犯す父親の無罪判決は、新たなブラックボックスを生む!」
2. ゴーマニズム宣言・第325回
「丸山穂高の放言の反響は国益を損ねる」
3. しゃべらせてクリ!・第272回
「へむ~ん… 立たされ坊主はつらかぶぁ~い!の巻〈後編〉」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記